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プロフィール
HN:
reiji.
年齢:
32
HP:
性別:
男性
誕生日:
1984/07/18
職業:
PHOTOGRAPHER
自己紹介:
26歳。宮城県在住のフリーランスフォトグラファー。
コマーシャルフォトを中心に、写真のワークショップ講師やアートイベントのプロデュースなども展開中。
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宮城も日中はコートがいらない日も増えてきて、ようやく春めいてきました。
桜ももうすぐ咲くそうで、なんだか何はなくともワクワクする、それが春です。

4月1日から新生活が始まりました。
はい、実家を離れての新しい家での生活です。
久々にすべてのことを自分でやらなきゃいけない生活はやっぱり大変ですね。
今まで以上に時間に追われています。
まぁそれでも生活を楽しむ余裕は持てるように、今年度もゆるりと参ります。

今年は色々と新しい試みもあり、またそのうちご報告出来る事もあるかと思いますが
楽しみであり、大変な一年になりそうです。
変化する事を恐れずに楽しんで参ります。

まずは今年も鹽竈神社の桜を満喫したいと思ってます。
そして4/28にはまた花まつりもありますし。
ようやく市内の至る所でポスター見かけるようになりました。
また今回のポスターが人気で枚数が足らないという嬉しい報告もあがってきていて、
まだまだ精進しなくてはいけないなぁと身が引き締まる想いです。

宮城の新しい春を肌で感じつつ、またたくさん写真を撮りたいと思います。
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例年通り、今年も開催するようです。
鹽竈神社の帆手祭り。
元は火伏せの祭りとして神輿が担がれましたが、
今では震災復興の意味合いも深いのかもしれません。

ポスター制作に関わらせて頂くのも今年で2年目。
デザインは193treeの田中舘さん
相変らずいい仕事してくれます。
我ながら、かっこ良く出来て、割と満足しています。
もうすぐ塩釜の町中でご覧頂けると思います。

僕も今年も白装束に身を包んで、写真撮ってると思います。
今年は偶然にも日曜日の開催ですからね、例年見に来れない方も是非。


ただ、すげー寒いですけど(笑


「なによ、そのあたま!」

かなえは目を丸くして、すこしびっくりしたようにそう言ってから
プッと吹き出して笑い始めた。そして続けて、
「おっかしー。失恋でもしたの?」そう言った。
『別に〜暑いからスッキリしたかっただけ』
僕はそう言ってから目の前におかれた水をゴクゴク飲み干して、ウェイターにアイスコーヒーを注文した。
僕が坊主にした理由は色々あったけれど、決して失恋という訳ではなかった。
今年28歳を迎えて、30歳まであと2年という節目にとにかく今までやってみたいと思っていてもやっていなかった事を1つずつやってみようと思ったのだ。
だからまずは簡単にできそうな事からやってみた、それだけだ。
だけど、なんだかそれを口にしようとした瞬間「女の子みたいだね〜」っと馬鹿にする彼女の顔が思い浮かんで、言うのをやめた。

久しぶりに会った彼女は花柄のワンピースにツバの広い麻色の帽子をかぶっていて、まるでどこかの常夏の島から飛び出してきたようで、まだまだ湿度の高い日が続く仙台にはとても不釣り合いだった。そしてなにより坊主頭の高校球児のような僕にも不釣り合いだった。

坊主は予想以上にいいものだった。
髪型が定まらないストレスも、がんこな寝癖を直す時間も短縮できた。
そしてなにより「かっこよく見られたい」とかいう他者からの評価を求める行動を一切やめる事が出来た。

「なんだか見慣れないから笑っちゃうけど、意外といいと思う」
かなえは頬杖をつきながらまた笑ってそう言った。

『ありがとさん』僕は裏返った声でおどけてみせた。

さっき届いたばかりのアイスコーヒーはもう氷が溶けて薄いコーヒー水になっていた。
30度を越える日にテラスにいるんだから無理もない。
グラスについた水滴がダラダラとテーブルに水たまりをつくる。
僕はそれをなぞって絵を描くかなえの姿をぼーっと眺めていた。

仙台の短い夏がやってきた。




一昨日、東京から友人の麻美が遊びにやってきた。
彼女は学生時代の数少ない友人の1人で、人間不信で誰にも心を開かなかった10代の僕を唯一馬鹿にして笑い飛ばしてくれる人だった。
そして当の本人も心にどこか埋めきれない隙間をもっていた。
今でも時々思う。この子が馬鹿話をして、笑わせてくれていなかったら僕はもう生きていなかったかもしれないと。そのぐらい思春期に対面した大切な人たちの死の影は19歳の僕の精神を蝕んでいた。

9月、彼女はオーストラリアに行くそうだ。
「28歳になってようやく自分のやりたい事出来るような気がする」
夕刻の仙石線の中で彼女は両足を伸ばしてそんな事を言った。
そしてこうも言った。「初めてポジティブな気持ちで宮城に旅行にきたよ」っと。
彼女がこの土地を訪れたのはこれで3度目だった。前の2回はたしかに常に何かに苛まれていて都会から逃げ出すようにここへやってきた。
なにか重い荷物を降ろしてきた彼女はとてもスッキリしてキラキラした顔で笑っていて、僕もそんな彼女の顔を見れて素直に嬉しいと思った。
電車はキィーっと減速しながら駅に停車して「ほんしおがま〜ほんしおがま〜」と車掌さんが静かにアナウンスをした。

きっとそんな彼女の人柄だから向こうに行ってもうまくやるんだろう。
僕はほづみの晩に、彼女がまた素敵な顔でやって来る日の事を想う。






ーいつもそこにはぼくとあなたとだれかがいた
刻々と過ぎてゆく時間の中でぼくはあなたとだれかの魂を忘れたくないだけなんだと思う

大江玲司個展 [ にきたま ]

○第1期○
2012/6/16(sat)~6/29(fri)
art gallery そあとの庭
宮城県仙台市青葉区郷六笹の上5-4

10:00~17:00(最終日は15:00まで)
定休日:水曜日


○第2期○
2012/6/30(sat)~7/31(tue)
たまにわ+Hギャラリー(ヒューモスファイヴ5F〜9F)
仙台市青葉区中央1丁目10番1号

10:00~18:00
*エレベーターをご利用下さい。
*会場はビル廊下の展示ウィンドウになるため贈花はお控え下さい。


「それではまた明日の夜に。」

姫はそう言って、僕の前から姿を消した。
姫というのはあくまで僕が呼んでいるあだ名のようなもので、本当は立派な名前もある。
だけどそれはとても長い名前なので、僕はいつも姫と呼んでいる。
お姫様のように白く美しく、桜のいい香りのする人だから。

彼女とのほとんど毎晩の逢い引きはいつから始まったのか。
はっきりとは覚えていないのだけれども、おそらくは1年とちょっと前だったか。
彼女が引き連れて来る世界の美しさに僕はボロボロと泣いた事だけは鮮明に覚えている。

桜吹雪が常に渦を巻くように僕と彼女の周りを回っていた。
苔むした地面と新緑の湿った匂いが心地よかった。
そして「大丈夫よ」とただ一言だけ言った。本当にそれだけだった。
だけどその一言が僕の持つ不安をすべて溶かすぐらい意味のある一言だった。

夕べ、彼女の事を泣かせてしまった。
彼女は何も話す事なく、泣きながら僕の背中を擦っていた。
僕は今、初めて彼女を泣かせてしまった罪悪感と素直に謝る事のできないプライドの高さの狭間にいる。

今夜また夢の中で彼女に会ったらまずなんと言おうか。
そんな事を想いながら、しとしとと降る雨を見つめる。

それではまた今日の夜に。
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