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プロフィール
HN:
reiji.
年齢:
33
HP:
性別:
男性
誕生日:
1984/07/18
職業:
PHOTOGRAPHER
自己紹介:
26歳。宮城県在住のフリーランスフォトグラファー。
コマーシャルフォトを中心に、写真のワークショップ講師やアートイベントのプロデュースなども展開中。
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「それではまた明日の夜に。」

姫はそう言って、僕の前から姿を消した。
姫というのはあくまで僕が呼んでいるあだ名のようなもので、本当は立派な名前もある。
だけどそれはとても長い名前なので、僕はいつも姫と呼んでいる。
お姫様のように白く美しく、桜のいい香りのする人だから。

彼女とのほとんど毎晩の逢い引きはいつから始まったのか。
はっきりとは覚えていないのだけれども、おそらくは1年とちょっと前だったか。
彼女が引き連れて来る世界の美しさに僕はボロボロと泣いた事だけは鮮明に覚えている。

桜吹雪が常に渦を巻くように僕と彼女の周りを回っていた。
苔むした地面と新緑の湿った匂いが心地よかった。
そして「大丈夫よ」とただ一言だけ言った。本当にそれだけだった。
だけどその一言が僕の持つ不安をすべて溶かすぐらい意味のある一言だった。

夕べ、彼女の事を泣かせてしまった。
彼女は何も話す事なく、泣きながら僕の背中を擦っていた。
僕は今、初めて彼女を泣かせてしまった罪悪感と素直に謝る事のできないプライドの高さの狭間にいる。

今夜また夢の中で彼女に会ったらまずなんと言おうか。
そんな事を想いながら、しとしとと降る雨を見つめる。

それではまた今日の夜に。
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「自分」を信じなさい。
迷わず、自分が胸張って言える決断なら 誰が愚かだと言おうがそこから道が出来るんじゃないかな。

糸を紡いで縄にするように、沢山の考えや迷いを全部ひっくるめて、太く強い道にすればいいじゃない。

あなたがそういってくれた事で僕はどれだけ救われただろうか。
橙色の電灯を何本も通り過ぎて、僕は今千葉に向かっている。
想いは慣性の法則のごとく、ぐんと体から切り離されて、ズルズルと尾を引いている。
人の運転する車に長時間乗るのはなんだか久しぶりのことで、
時間があるとどうしても考えたくないことも考えてしまう。

人の人生は螺旋状に登っていく。
そして人はその過程で、人と出会い、時間を共有し、切磋琢磨していくのだ。
だけどその螺旋の中で留まる者、逆行する者がでてきた時に、無理に付き合おうとするとお互い前に進めない悪循環が始まる。

「彼が留まるというのであれば、深追いは無用。中途半端な覚悟であなたのような人間と関われないわ。あなたはその事をもっとじぶんで理解する必要があるわね。」

彼女はぴしゃりとそう言った。

僕は時々自分の気持ちの置き位置がわからなくなる。
本当の僕はどうしたいんだろう。
歯を食いしばって我慢ばかりしているのは今も昔も変わっちゃいない。
視えるというのはやっぱり辛いことだなって今更ながらに実感する。


桜の季節。
塩竈様の御許での花見はとても温かな気持ちになって、少しだけ涙がでた。
最近泣いてばかりの僕はよく「泣き虫」と説教をされるのだが、感動してでた涙なんだ。このぐらいは許してもらおう。
この世の中に無駄な事なんてあるんだろうか。

そう言ってしまうとなんだか元も子もないように思うが
僕は昨日やってちょっと後悔した事があった。
初めて会うオーストラリア人の彼はオージーなまりの英語で一生懸命に話しかけてくれた。

『あなたは少し色んな人を受け入れすぎるわ。少し人間関係整理しなくちゃだめよ』

昼間にとある女性にそう言われたばかりなのに、結局僕は彼を突き放す事が出来なかった。
自分の中で疑問を残したまま強引に彼の意志に従い、そして後悔した。


だけど、その人が帰り際にこう言ったんだ。

『I hope we can meet peace.君に出逢えて良かった』

ってね。
なんだかすべてがアホくさくなってただ力なく笑った。


あぁーこれはただの食物連鎖の一部なんだと。
弱い僕が強い誰かに虐げられるのは当たり前の事なんだと。


体の中に入った異物を吐き出すみたいに夜中に何度も吐いて、眠りについたのは朝方父の目覚ましが鳴り始めた頃だった。



死んで楽になりてぇ…なんとなく思った瞬間に、自宅の2階の階段の所に真っ黒な扉が開いた。
その扉を閉めるために僕はまた無駄な体力を使うのだ。
AM6:30 朝日を撮りに大熊海岸へ出向き、一人見知らぬ地で砂浜に座り込んだ。
誰もいない海はすごく静かで聞こえる音と言えば
風の音と、波の音と、乾いたシャッター音だけだった。
このシャッター音だけが唯一自分が人工物だと示す証明であって、僕が人間として自然に還りすぎないように食い止めてくれてるように思った。

ホテルに戻って、一眠り。

AM10:00 ホテルの近辺を走った。
この町はこの時間でもものすごく静かだ。
なのに農協と病院だけはものすごくにぎわっている。
すれ違ったキャリーをひっぱったおばあちゃんに「こんにちは」と声をかけると、
『どっから来たんだい?』ときかれる。どうして余所者だと分かったのかきいてみると
『あんたぐらいのわけぇのはこの町ではみんな原発にお勤めだ』と言った。
なるほど、そのぐらいこの町には若い人間がいないんだろう。


昨夜、僕が一方的な大喧嘩をふっかけた理由をいまだに模索している。
相手に完璧を求めすぎる僕は、自分にはとても甘いように思う。
この1年以上いつも同じような事でけんかを繰り返した。
理由を問いただす僕、黙り込む彼女。
口で言えない事を後からメールで代弁する彼女の癖にも正直飽き飽きしていて、
僕は電話を切るとすぐ彼女のメールを拒否登録した。


口で言えない事もメールで済んでしまうこの時代に、僕はその存在をどこか信用しきれずにいる。
メールに書かれた言葉には筆跡も、言霊も、オクターブも、呼吸も、何も感じる事が出来ず、絵文字だけが相手の感情をなんとなく表しているけど、それが本当に相手の言葉なのか疑いたくなる時がある。
それを周囲に伝えた所で分かってくれるのは2割がいいところだった。
いつだって人付き合いにリアリティをもっていたい、そんな理由でmixiもやめた。


基本的に僕は人間不信なのかもしれない。
なのにどうして人を撮ったりしてるんだろう。
それは自分が結局一人では生きていけない証拠何だろう。
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