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プロフィール
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reiji.
年齢:
33
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性別:
男性
誕生日:
1984/07/18
職業:
PHOTOGRAPHER
自己紹介:
26歳。宮城県在住のフリーランスフォトグラファー。
コマーシャルフォトを中心に、写真のワークショップ講師やアートイベントのプロデュースなども展開中。
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仙台に戻った次の日に僕はある人に出会った。
そしてその人の事を好きになれそうな気がしていた。
どことなく龍に似ている…外見だけではなく、空気感が。理由はただそれだけだったのだけど。


ミキにその話をするつもりはなかった。
きっといい顔をしないのは分かっていたから。


しかし彼女には人を透視する能力でもあるんだろうか
『何か隠してるね?』
左手で頬杖をついて右手でタケルからもらったコインを転がしながら
急かすように僕のことをジッと見た。
ユウが嵐の予感を感じたのか、コーヒーを持ったまま暗室に入っていった。


案の定彼女はとても怪訝な顔をした。
僕と彼女の間では彼の話はタブーになりつつあった。
鼻息を荒くして、『もう会うのやめなさい』とピシャリと言った

僕がしばらく黙っていると「ばっかじゃないの」そう言い放って部屋を出て行った

ユウが暗室から顔を出して「また喧嘩したのか?」とため息ついた




青葉通りの並木がなくなってもうしばらく経つのに
なんとなくいまだにその景色を見慣れずにいた
昔、木が生えていた所には地下鉄を通すために穴を掘る大きなドリルのような機械やら、トラックやらが狭々と並んでいる

そこまでして文明を発展させようとする考え方が僕にはよく分からなかった


通りを歩きながら何度かミキに電話をかけたが、電源を切っているようだった。ユウは「最近体調よくないんだ、気にするな」と言っていたけどきちんと話をしたかった。

去年はあんなに暑かった9月の仙台も、今年はなんだか寒々としている。
僕は心に小さなシコリを残したまま、カメラバッグをぶら下げて現場に向かった

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